以前にも書きましたが
牙狼 -紅蓮ノ月- に参加させていただいています。
立場上、カットの作業をすることはあまり多くはありませんが
なくはないので今回はep9の光を奪われるFXに関してかきます。
※画像は作品とは無関係のサンプルです。
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反応拡散系(Reaction-diffusion system)
今、関わらせてもらっている仕事で有機的かつ電脳的な表現をしたいというオーダーをいただきました。
数学的・物理的な現象や形状を色々と調べたりしつつ
以前に読んだサイエンス本の
“かたち: 自然が創り出す美しいパターン”
にあったチューリングパターンのことを思い出しました。
AfterEffects Script エフェクト名英語化
表題の通りなのですが
現在、関わらせてもらっているプロジェクトで
海外とのやりとりが発生することになり、日本語のままだと文字化けやエクスプレッションエラーが
おきる可能性があるということで、ある程度一括でエフェクト名を
matchName=en Name
としてトランスレートするようなスクリプトを書きました。
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AfterEffects Script 便利な気がするインポーター
なんとなく便利シリーズです。
これはなんとなく便利…ではないのですが
普通の使い方だとあまり必要としない感じだと思うので
このシリーズにしました。
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Patec CI Animation メイキング
New CI Animation
昨日CIアニメーションの紹介をしましたが、今回はこのCIアニメーションのメイキングを書きたいと思います。
まず、完成ムービーはこちらです。
New Patec CI Animation
PatecのWeb siteではトップページにCI(Corporate Identity)アニメーションを掲載しています。
CIとは端的にいうと企業や組織のマークやロゴで、CIアニメーションとは映画やDVDなどで映像が始まる前に、配給・販売会社や制作スタジオのCIがアニメーションする映像の事です。今回以前から掲載していたバージョンに加え、新規バージョンを追加しました。ランダムで表示されるため、訪問の際にどちらが表示されるかはプログラム次第になっています。複数回リロードしても同じだったこともありますが、、、よろしければ両方見ていただければと思います。
制作にはMaxon Cinema4DとAdobe AfterEffectsを使用しました。
ところどころ小技がありますので、メイキングを近日中に公開したいと思っています。
今回追加バージョン
旧来からのバージョン
カラーのヌル
個人的には今はあまり積極的に使うことが無くなってしまいましたが
AfterEffectsのヌル(音もカタカナだと字列もちょっと気持ち悪いですよね。nullです。)に関してです。 Continue Reading >>
「グリザイアの果実」で海を作ったはなし
先日、グリザイアの打ち上げに参加させて頂きました。
グリザイアでお世話になった方々に加えて旧知のプロデューサーさんと久々にお会いし話が弾みました。意外な出会いがあるのも打ち上げの楽しいところです。
Patecでは「グリザイアの果実」1話のファーストカットを担当させていただきました。
制作の概要はこちらで公開しているのですが、その時の技術的な思い出話を少ししたいと思います。
Adobe AfterEffects ベンチマーク
今回はAdobe AfterEffectsのお話です。
AfterEffects CC 2015ではレンダリングエンジンが書き直されたり、OS X El CapitanではMetal for Macに対応予定だったりとAfterEffectsの描画周りで変化が起こっています。では、バージョンの違いによってレンダリング速度がどの程度変わるのか、今回はベンチマークAEPを使用して調べてみました。
私は以前から思い出した時に、当時使ってたコンピュータでAfterEffctsのベンチマークを取って来ました。そこで、PC環境の変化やAfterEffectsのバージョンの違いでどれ位変化があるのかという参考としてそのデータを紹介したいと思います。
AECS6 Mac版のモーションスケッチ
AfterEffects CS6 Mac版のモーションスケッチって
いつになったら治るのだろう。
CCではできることはわかってるんですが、プロジェクト的にCCつかうのも微妙だし・・・
対応してほしいです。
Rethink on Animation TimeSheet
アニメーションタイムシートについての再考
こんにちは、Patecです。
今回はPatecで開発を進めているアニメーションのタイムシートツールについて紹介します。
タイムシートについて
まずはじめにタイムシートについて軽く説明します。
絵コンテは画と文字で書かれた画面の設計図であるのに対して、タイムシートとは文字で書かれた画面設計の指示書です。タイムシートには作画された画の並び順、カメラワーク、画面効果等が記されており、撮影は基本的にこのタイムシートにのっとって作業を行います。撮影工程ではAdobe AfterEffects(以下、AE)を使用して作業を行っているプロダクションがほどんとで、Patecでも主にAEを使用しています。ここで問題になるのが、AEは元々モーショングラフィックス用のアプリケーションであって、アニメーションの撮影用ではないということです。AEを含めコンポジット作業を行えるアプリケーションはタイムライン上で1コマ1コマ使用する画の番号を指定するタイプの作業には最適化されていません。その為しばらく前から業界内で、タイムシートを打ち込み、AE用のキーフレームに変換するアプリケーションを開発される方々がおられます。それらのアプリケーションは業界内でも重宝されており素晴らしい物であります。しかし、知る限り業界内は使用OSのほとんどがWindowsでありOSXを使用しているプロダクションはごく少数であり、それらのアプリケーションもネイティブのものはWindows用となっています。