「コードギアス 亡国のアキト 第三章」では前回から引き続きモニターグラフィックスを担当しております。
今回はシリーズ中で時間的制約から手を入れきれなかったモニタを改良したり、前コードギアスシリーズでのモニタを再使用するため今作の作品世界に合うよう再構成もしています。
プロジェクトが長くなってくると初期段階で制作したグラフィックなどは改良したい衝動に駆られますが、大幅に変えてしまうと前回との繋がりがおかしくなるため悩ましいところです。
また、シリーズ中でも制作に時間がかかったことにより、モニターグラフィックスでも当初計画していた内容と異なってしまい修正や作り直しが必要なものもありました。
実作業では3Dシーンの動きをほぼPythonブラグラムで制御したり、プログラムのコードを生成するツールを作成したり、多くのExpressionやScriptを作成するなど開発周りで多くの試みをした回でもありました。
モーショングラフィックスリールでは、EP4c444B、EP4c448の制作工程について紹介しています。
EP4c444Bは完成までに7テイクを要しましました。各テイクごとにどのように変化していったかを紹介しています。
EP4c448ではこのモニタがどのような構成で制作されているか紹介しています。脳や一部のモデルはCinema4Dで作成し、脳から出ているラインなどはCinema4DからデータをExportして「Plexus」というプラグインを使用してAfterEffects上で作成しています。