前回Hot4Dを使ったDaily MoGraphの作例の再現に挑戦してみました。
その際にPluginの内部で処理をされているであろう機能を単独で再現してました。
それがこの頂点マップ→ポイント選択範囲への変換です。
Web上を探してみると過去に近いものとして頂点マップ→ポリゴン選択範囲
とするようなものがありました。機能的には必要十分ですが
あいにくC.O.F.F.E.Eエクスプレッションタグで書かれており、
後学のため、将来的な展望を考えPythonで自作してみようと考えました。
というのもC.O.F.F.E.Eに関しては見よう見まねで触れたことがある程度なのと
今後開発が進むような積極的な流れではなさそうなのでPythonを使用してきたからです。
Pythonも久々のため少し時間はかかりましたが無事完成しました。
以下はデスクトップのキャプチャーですが興味があればご覧下さい。
プロセス
頂点マップのウェイト値をしきい値で区切りポイント選択範囲として取得しています。
しきい値を変えれば当然ポイント選択範囲も変わるのがわかります。
パラメーター上げると選択範囲も小さくなりマニュピレーターがあちこちに移動します。
メリット
C4Dでは何かと選択範囲を使うことが多いように感じます。
選択範囲はブール値になっているため様々な判断にも向いていますから
使用領域も多くアイディア次第で面白いことができそうです。
動画では選択範囲に限定したマトリックスからTPを生成し、
それをエミッターとしてパーティクル・トレーサーを生成しています。
最後に(インターフェースに関して)
今回作業していてC4Dでのスクリプティングも
インターフェースをカスタマイズすれば、結構快適に使えることに気づきました。
今まで”なんて使いにくいんだ!!”
とC4Dのエディタに失礼なことを思ってきましたが案外いけます。
ただ欲を言えば普段使い慣れているSublimeTextなどの外部エディタも
使えるようにしてもらいたいですね。
それと絶対に改善してもらいたい点としては
文の途中で日本語を入力しようとすると後続テキストが消えてしまいます。
コメントアウトなどで日本語を入力することは普通にあるのでなんとかしてもらいたいですね。
※R20ではFeildをつかえばPythonは必要なくなりましたよ。
VertexMap → Selection Field R20