・ディレクトリクリエイター(PatecDirectoryCreator)
作品プロジェクトごとに規定ディレクトリ一式を作るという
コンセプトのもとにスクリプトを書こうとしたこともありますが
撮影・モニターデザイン・タイトルデザイン・OP、EDシーケンスデザインetc…
同じ内容の作業ばかりでないため規定ディレクトリの作成を必要十分に行うというのはとても難しく、
多すぎると不要なものも含んでしまい、ゴチャゴチャし、後々整理しなければならず、
少なすぎるとその都度作り足さなければいけなくなり
いずれにしろあまり期待したほどの恩恵を受けられませんでした。
そこで一番重要に考えたこととして
常に命名規則に乗っ取りつつも、
自由に素早くディレクトリを作成できるということです。
使用頻度の高い名前をライブラリ化・UIに表示し
ダブルクリックするとディレクトリーが作成される。
ライブラリはテキストファイルを読み込んでいるので増減可能ということで
安定したパフォーマンスを発揮しつつ、自由度の高い作業環境を作ることができました。
・プリセットローンチャー(PatecPresetLauncher)
そもそも、作業時にプリセットを作成し頻繁に使用するようになったのも
多くのモニターデザインのお仕事をやらせていただくようになってからなので
ここ数年の話ですが、ひとたび始めるとミルミルうちにたまっていきました。
AE標準の”エフェクト&プリセット”パネルに表示されるように登録すれば
フィルタリングもできて便利なのだろうとも考えましたが、
やはり実作業用のプリセット集は
作業内容によってグルーピングすることで、表示数を最小限にし
もっと手軽にアクセスできるように分けておきたいとのコンセプトで作成しました。
アニメの撮影、グラフィックデザイン、モニターデザイン、タイトルデザインなどの作業別のプリセットや
各作品でしか使わないような作品専用のプリセット、
さらに不透明度やテキストのようにアニメーションのバリエーションが多いプリセットといった感じで分けています。
・ファイルインポーター
詳しい説明は過去のエントリーに譲ります。
以上のような感じで自分たちの作業に合うように
インターフェイスやツールをカスタマイズし作業を充実させているのでした。