Cinema4Dで*.stlファイルインポート

てことでそのまんまの内容です。

ただ、前段が長いので結論だけさきに。

Cinema4DはBinaryの*.stlはよめません。

必ず、asciiにしてから読みましょう。

ということです。

さて、前段です。
仕事がペラペラになったので、すこし新しいことにチャレンジしようかってことで
Makersになるべく、ひとまず3Dプリント方面に踏み込んでみようかと考えています。
そこで使い慣れているC4Dで造形してみたりしたんですが
DMM.makeの造形の可否チェックでどうにもエラーになってしまいます。
モデリングモードでメッシュを色々チェックしてみたところ、ソリッドモデルとやらになっていないようで
C4Dだけでプリント用のモデルをつくるのは難しそうだということで早々にきりあげました。

次は、C4Dで作ったモデルをOBJ、STLでエクスポートし

ZBrushCoreでインポート。ダイナメッシュをかける。

この方法でソリッドモデル化してみました。
問題なく造形は可能な状態にすることができたので
一旦、テスト用のモデルをプリント発注してみました。たのしみです。

ただ、ダイナメッシュをかけると解像度をマックスの1024まであげても
エッジが結構ジャギジャギになるんですよね。
それに当然ものすごいハイメッシュになるのでデータも重くなり
DMM.makeのデータ容量の上限に引っかかりそうなほどになってしまいます。
なんか、腑に落ちません。
こちらをメインの製作工程にするのは一旦保留ということで切り上げました。

次は手持ちのギターのリプレイスパーツという実用品を作りたいとおもっていたので
キリッとしたエッジを出しつつ、ブーリアンをつかったりしても
不正なポリゴンがでたりしないようにするにはどうするのがよいのかなー
なんてことで色々と調べました。
やっぱそれ用のツールじゃね?
ってことでFUSION360に行き当たりましたよ。
遥か昔にiPad用のを入れてみたことはありましたが
久しぶりにこの字列に出会いました。なによりMac版もあってうれしいですね。

そして使用感ですがC4Dを使っていれば各種NURBSでモデリングするのと
基本的には大差ないですね。簡単なものなら最低限の知識で力技で完成できそうです。
またSVGやDXFが読めるので、Illustratorからデータを渡すこともできて便利です。
てことで、すこしトレーニングも兼ねてモデリングしてみました。こんな感じでレンダリングもできます。

エッジもキリッとしていますし、もちろん造形可能という判定でした。

ここからが本題です。
所ジョージ語でいうところの堀の深い(エッジのはっきりとした)モデルなので
C4Dに渡してマテリアルをアサインしたり、レンダリングしてみたいなーと
軽い気持ちで考えて、まずはFUSION360から*.stlで出力してC4Dでインポートしてみました。
、、、ん?

不明なファイルフォーマットです!

ん?確かstlで書き出すことはできたよな?
よめないの?そんなことってあんの?どゆこと?
なんどやっても同じこと。

調べてみました。
国内のwebサイトやツイートとかをみても

stlを読み書きできて便利だね、C4D!

とか、

CMなんかで使用するときstlで貰えばOK!

ってのはあっても

不明なファイルフォーマットです!

と断られたといった情報は見当たりません。

うちのC4Dが壊れとるんかなー?とおもい
R18でインポートしてみたりしましたが
結果は、、、

不明なファイルフォーマットです!

とのことで一緒ですね。
見切りをつけてWorld wide webに目を向けましょう。
えーと、‘stl’、’c4d’、’unknown file format’っと。
すぐ出てきました。
単語だけ拾ってみてもなにやら
C4Dで扱えるのはasciiのstlだけだよ的なことが書いてあるのがわかります。

FUSION360から出力する場合にフォーマットを指定することはできません。
はてさてどうしてやろうかと、、、
数少ない手持ちのアプリでZBrushCoreってのがありましたが
こいつにstlのフォーマットを指定して出力する機能がありました。
何もせず、ただただasciiのstlで保存し直してみます。

そしてC4Dでインポート、、、読めました。
キリッとしたモデルのままきてますね。

ちなみに、当たり前ですがスムースタグをつけると無茶苦茶になってしまいます。

てことでまとめると

Fusion360から出力される*.stl(Binary)をCinema4Dにインポートする一つの方法として
Fusion360(*.stl出力)

ZBrushCore

-Zプラグイン-STLインポート
-Zプラグイン-エクスポートオプション-STLファイル形式-asciiにハイライト
-Zプラグイン-STLエクスポート

Cinema4D

というフローで可能になります。
ご参考になれば。



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