GoPro HERO5 Session 用
給電対応カバーを3Dプリントで自作

直接お仕事とは関係なさげなようなありげなようなそんなエントリーです
とりあえず、3Dプリントで実用的なものを作ろうってことで作ってみました。

まずGoPro HERO5 Session ですが、とても小さく持ち運びに便利で、
4Kまで撮影でき画質も担保できるため結構持ち出し頻度が高いんです。ホビーに限る話ですが、、、

しかしですね、当たり前の話ですがバッテリーの持ちが良くないのですよ。
アクティビティでアクションカムの役割を果たす場合は致し方ないとしても
室内で定点カメラとして使うような場合には困る場合が多いんですよね。
充電がきれてもバッテリー交換ができないですから、そのあとは使いものにならないんです。

そーいった用途の場合はサイドドアを取り外してUSB-C端子SDスロットをむき出しにして
給電しつつ使ってきたのですが、なんだか、ちょっとその様を見て本末転倒な感じがしてたのですよ。
本来は防塵、防水なんですからこの状態で使うのはあまりに無防備、裸単騎ではないかと思い方法を模索していました。

そして、リサーチによって端子部分がマグネットで着脱可能になったUSB-Cのケーブルを発見。
(きっとUSB-C対応のMacBookなんかでAppleのMagSafe的に使うためのケーブルなんでしょうね。)
とても良いアイディアの商品ですよね。不慮の事故による端子折れでの機材破壊対策にもなります。

こいつの端子を本体に差し込んだ状態で残しつつ、
ケーブルと一体になるようなカバーを3Dプリントで作ってみようじゃないかと

  1. 全体を俯瞰で撮影(サイズ・パースガイドになる名刺とともに)

  2. 現物を0.1ミリ対応のデジタルノギスで採寸

  3. Adobe AIで図面を引く(不慣れなmm単位での作業)

  4. Fusion360でモデリング(力技のNURBSモデリング的なやり方で)

  5. DMM.Makeに発注

とまーざっくりとながれはこんな感じです。
精度を求めるためにそれなりに時間はかかりました。

以下がナイロン素材で制作したプロトタイプの出来上がりなんですが、、、

良いです。マジびっくりしました。

ケーブルが入らないこともなく、スルスルと余裕があるということもなく
タイトでキューっキューっのクリアランスなしです。
プロトタイプと先述しましたが販売用の商品作ってるわけでもないのでしばらくはこれで十分です。

もちろん、防水ではありませんが、現状でもデリケートな部分の防塵はできそうです。
仕上げとして外装にプライマーとブラックで塗装し、本来パッキンがある部分と外周にはシリコンシーラントか何かで
悪あがき程度の防水対策も一応して完成としようと思っています。
その後は計画しているビンテージモトクロスレースみたいなアウトドアアクティビティで
ソーラー発電するモバイルバッテリーと接続しての使用もテストしてみようとおもいます。

それにしてもザラザラ感はありますが3Dプリントの工作精度の高さには驚きます。
こんなのアクリル板なんかで手作りしようと思ったら、材料も時間もつかって
時にはざっくりと怪我なんかもしたりして、、、あー、考えただけでおそろしい。

いやはや、便利な世の中になったものです。



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