Autodesk 3ds Max python環境確認
・3rd Party パッケージ

いつも何かと世話になっているスタジオポメロ越田くんから
Maxが数ヶ月ほど1ライセンス遊んでしまいそうなのでつかってみますか?
というお話をいただいたので借り受けさせていただきました。
3ds Maxはたぶん2015年あたりから触ってませんが久々なのもありみてみたいと思いました。
とはいえ安価なツールではないので、先方で必要になれば当然即日返上します。

Maxは総じて可もなく不可もなくという感じで印象としては普通です。
素人でも程々わかりやすく、プロだとところどころ不便という感じのイメージ。
自分の嗜好性かメインの業務がキャラクターアニメーションなどそっち系であればつかうのは必然でしょうけれど
いかんせん、アニメ業界に限っていうとユーザー人口も多く層も厚いですし、
使っていて、なんか違うんだよなーっところがあるので自分で金を払ってまで使おうとまでは
思ったことがありませんでした。
以前に使用していたのも、8bitからお借りしたライセンスだったと記憶しています。

期間が限定されているので早速インストールしてみました。

ちなみに今回はポメロで作業メインとして使っている2021です。
他に最新の機能もしりたいので2024もインストールはしてみました。

最近、Blender、DaVinci、FusionなどのPythonの開発環境をいろいろ弄ってるタイミングなのもあり
(もちろん、それはMacでの話です)
使うあては全くありませんがと3ds MaxのPython環境をつくってみました。
確認のためMax内のpythonディレクトリに移動します。
シェルはdosプロンプトではなく、ほとんど使ったことありませんがPowerShellを使っていきたいと思います。

PowerShellを管理者として実行します。
つまらないことで引っかかりたくないのでsuとかsudoみたいなことなんじゃないかと、、、
あまりよくわかってませんが、勝手に思っています。

そして最近まではほとんどをコピペで処理するばかりだったので”cd”することなく、
何か実行するにしてもフルパスを多用していましたが
ターミナルでのシェルを使い慣れたこともあり、
キーボード、マウスなどの入力デバイスをMac/Winで常時切り替え可能なものに刷新したこともあり
いろいろいじりまくる場合はcdした方が楽です。


※ちなみに、Macだとコンテキストメニュー(右クリックメニュー)でフルパスを簡単に取得できます。
ちょっと調べた感じだとWinではみつけれらません。不便です。

cd "C:\Program Files\Autodesk\3ds Max 2021\Python37"

で移動します。スペースが入るのでwクオートでくくるようにします。

./python

ディレクトリ内にある”python.exe”を実行してpythonインタープリタを走らせてみてみると以下のように表示されます。

Python 3.7.6 (tags/v3.7.6:43364a7ae0, Dec 19 2019, 00:42:30) [MSC v.1916 64 bit (AMD64)] on win32
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.

バージョンは3.7.6

デフォルトでpipも入っていますが
(と思っていましたが、記憶しないという流れ作業でget_pipしていたようです。)
pythonの基本パッケージとMaxのAPIをうごかすためってかんじです。
まー、それでこと足りるのはわかってはいますが
jsonとpandasとか使って、ユーティリティー的な何か作ったりとか
numpyでマスマティカルなモデリングしてみたりとか
、、、まーしないでしょうけど 笑
とりあえず3rd partyのモジュール・ライブラリを入れられるか調べてみました。

pipがあればあとはパッケージを入れていくだけでコマンドは一緒ですから
ターミナルとPowerSherllの違いしかありません。

C:\Program Files\Autodesk\3ds Max 2021\Python37> ./python.exe -m pip list
Package            Version
------------------ ------------
aiohttp            3.8.5
aiosignal          1.3.1
async-timeout      4.0.3
asynctest          0.13.0
attrs              23.1.0
certifi            2023.7.22
charset-normalizer 3.2.0
colorama           0.4.6
cycler             0.11.0
fonttools          4.38.0
frozenlist         1.3.3
idna               3.4
importlib-metadata 6.7.0
joblib             1.3.2
kiwisolver         1.4.5
matplotlib         3.5.3
multidict          6.0.4
numpy              1.21.6
openai             0.28.0
packaging          23.1
pandas             1.3.5
Pillow             9.5.0
pip                19.2.3
ptvsd              4.3.2
pyparsing          3.1.1
PySide2            5.12.5
python-dateutil    2.8.2
pytz               2023.3.post1
requests           2.31.0
scikit-learn       1.0.2
scipy              1.7.3
setuptools         41.2.0
shiboken2          5.12.5
six                1.16.0
threadpoolctl      3.1.0
tqdm               4.66.1
typing-extensions  4.7.1
urllib3            2.0.4
yarl               1.9.2
zipp               3.15.0

こんな感じで自分が使いそうなnumpyやmatplotlib、pandasから
scikit-learnやopenaiみたいな機械学習・生成aiなど使わなさそうなモノまでいれてみました。
そしてMaxのリスナーウィンドウ(というらしい)でimportして確認してみます。

>>> import sys
... import os
... import pandas
... import matplotlib
... import openai
... import numpy

import可能。いいですね。


時間があれば、これらもつかって何かしら書いてみたいところですが
基本的にカメラをつける程度にしか使ってきていないので
3ds Maxの弱点をおぎなったり、優位な機能をさらに強化したりといったことまでするには
それなりに時間がかかるであろうと思うのでお借りしてる間ではきっと無理でしょう 汗
introduction of introductions といった情報ですがあまり調べても出てこないので、誰かの役に立てばと思ってはいます。

ちなみにpipはupdateしろと言われますが、コマンドを走らせてもエラーになります。



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