牙狼 -紅蓮ノ月- ep9:光が奪われるFX

以前にも書きましたが
牙狼 -紅蓮ノ月- に参加させていただいています。
立場上、カットの作業をすることはあまり多くはありませんが
なくはないので今回はep9の光を奪われるFXに関してかきます。
※画像は作品とは無関係のサンプルです。
gr2ep9_sample

コンテ段階からどうするのだろうと思っていた光を奪われるFXでしたが
CG監督と相談した結果、あとあとの調整を考えてAEでやりきろうということになり
設計・テストショットを繰り返しました。

C4DのXParticlesでなら、剥がれるような表現は今までにも経験済みですが
何しろ、文法がちょっと違い”っぽく見せる”のはなかなか大変です。

結果はまずまず良くできたと思います。
牙狼本体はMAYAから出力したノーマル、ダークトーンのみを用意し
他のFXに関してはAEでTrapcode系とスタンダードプラグインのみで作成しています。

ひび割れワイプ用ノイズマスクコンポなど複数のコンポ・レイヤーをエクスプレッションでつないであり
1パラメーターを調整することで他のリンク先も調整されるようにしました。これでリテイク対応も少しは楽です。

他にもep7の卵のようなFXも作業しましたが
こちらは特に変わったことはなくC4Dでモデル作成し
味付けとしてAE上でMirをつかって質感をつけたぐらいです。



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